久々のウオーキング4
歩いているのか、ウオーキングしているのか、はたまた気分が悪いのか状態で自称ウオーキングして帰りました。
やはり行きの倍以上の時間がかかりました。
玄関のドアを開けると、
「今までウオーキングしてたの?どこまでいってたの?・・・・・云々。」
と、質問の洪水。答えるすべもなく、ただ茫然と、いや、これはアルコールのせいですかね。
洪水が収まり、とうとう私の答弁の時が来ました。あまりかいつまんで話をしないようできるだけ詳しく話しました。
彼女、私の妻ですが、ひとこと、
「あほちゃう。」
ごもっとも、ごもっとも、あんたは正しい、どうせ私はあほですよーと。
やはり、ウオーキングは、街中ではなく広々とした場所を歩きましょうってことですね。
つぎは、絶対に堤防あたりをウオーキングしようっと、強く、強く、心に決めました。
お粗末なウオーキングでした。
久々のウオーキング3
行きに立ち寄った店に向かってウオーキングしていました。
はたからみると、具合でも悪いんじゃないかと思われていたんじゃないかな。
格好は、トレーニングウエアー、ウオーキングシューズとどこから見てもウオーキングしてる人って感じですから。後から考えると、誰かにだいじょうぶですか、なんて声をかけられなくって、ほんとに良かったしみじみ思いました。
先ほどウオーキングした時間のきっと倍以上の時間をかけて、店に着きました。
店の戸を開けると、主人が、
「頑張りすぎじゃないですか。焼酎が効きすぎましたかねえ。」
主人にことの成り行きをかいつまんで話しました。すると、
「そうじゃないかな、どこかで飲んでたんじゃないかなって思ってました。ウオーキングにしては、顔が赤すぎますから。」
隣のお客さん達に笑われてしまいました。
さすがに、生ビール一杯とマグロの刺身で終了ってことで、主人に勘定をお願いしました。行きのやきとりと焼酎の代金もいれて、しめて2350円でした。
最後に、主人が、
「奥さん、心配してるよ。」
わっ!忘れてた、心の片隅にもありませんでした。
また、悩みながら、心配しながらウオーキングです。足元がおぼつきませんがね。
久々のウオーキング2
あの主人とは自宅前で一度、顔をあわせていること思い出しました。
ということは、まだあまり歩いてないことがばれているってことです。
仕方なく自宅とは反対方向へ歩み始めました。
しかし、あまり早くあの店に戻るわけにはいきません。
30分ほどウオーキングして、さっきの店に戻って、一杯ひっかけて家に帰ろうとおもいました。
焼酎のせいでか、ウオーキングのせいか、体が暖かくなって足がかるくなってきました。なんか、調子が出てきたみたいと感じながら歩いていると、小さな公園がみえてきました。
その公園を横切ろうと中に入っていくと、鉄棒の近くにうごめく黒い人影。
なんか体操をしているみたいです。っと、下向きかげんに彼の前を通り過ぎようとしたとき、
「よー、久しぶり。なにしてるんだ?」
と、聞きなれた声が、私を呼び止めました。よく見ると、飲み仲間のA氏でした。
ウオーキングの途中であることを話しました。すると、
「うち、すぐそこだから少し燃料いれてけよ。」
えっ、さっき燃料入れてから10分も経ってないぞ、と言って、誘いを断れるほど気が強くない。
ということで、彼に誘われるままついていきました。マンションの8階で、最近、越してきたとのことでした。
ドアを開けると、奥さんが立っていました。1度あったことがある小太りだが、かわいい奥さんです。
「あら、おひさしぶり、お変わりありませんか。」
と、いいながら、奥へ通してくれました。早速、彼がビールを持ってきてくれました。
台所では奥さんが酒の肴を作ってくれているようです。
缶ビールが2本空いたころ、酒の肴の準備もでき奥さんも加わって、カンパーイ。
いろいろ話をして1時間半ほどたっていました。そろそろ失礼することにしました。
彼が、1階まで送ってくれました。
さてと、だいぶ飲んじゃったなあ、でもあの店に寄らないといけないしなあ、なんて考えながらふらふらとウオーキングを始めました。
久々のウオーキング
私、ひぐらし11と申します。
本当にその日暮らしです。
そんな私が、久々に散歩に出かけました。
玄関を出ると、夜の涼しさに驚き一枚羽織るものを取りに戻りました。
そして、
20分ほど歩いたところで、散歩なんかやめておけばよかった、と後悔しきり。
もう帰ろう、もう帰ろうと頭の中はそのことでいっぱい。
あの電柱まで歩いたら帰ろうと、ふと路地を見ると
以前、2,3度入ったことのある小さな居酒屋が目につきました。
まあここまで歩いたのだから今日は合格ということで、入ることにしました。
店に入ると、主人が、
「お久しぶり、今日はどうしたんですか。」
私は、ウオーキングの途中に立ち寄ったことを伝えると、
「焼き鳥と焼酎でも飲んで、一息入れたらまた出発して下さい。」
と、言われるままに焼酎を飲み干し、勘定を頼むと、
「お帰りの時で結構です。」
えっ、帰ろうと思ったのになあ、気の小さい私は、心の内を言い出せず、
言われるままに店の外に出ました。どうしたものかと、考えながら、散歩を続けることにしました。 つづく?
つづく?