久々のウオーキング2
あの主人とは自宅前で一度、顔をあわせていること思い出しました。
ということは、まだあまり歩いてないことがばれているってことです。
仕方なく自宅とは反対方向へ歩み始めました。
しかし、あまり早くあの店に戻るわけにはいきません。
30分ほどウオーキングして、さっきの店に戻って、一杯ひっかけて家に帰ろうとおもいました。
焼酎のせいでか、ウオーキングのせいか、体が暖かくなって足がかるくなってきました。なんか、調子が出てきたみたいと感じながら歩いていると、小さな公園がみえてきました。
その公園を横切ろうと中に入っていくと、鉄棒の近くにうごめく黒い人影。
なんか体操をしているみたいです。っと、下向きかげんに彼の前を通り過ぎようとしたとき、
「よー、久しぶり。なにしてるんだ?」
と、聞きなれた声が、私を呼び止めました。よく見ると、飲み仲間のA氏でした。
ウオーキングの途中であることを話しました。すると、
「うち、すぐそこだから少し燃料いれてけよ。」
えっ、さっき燃料入れてから10分も経ってないぞ、と言って、誘いを断れるほど気が強くない。
ということで、彼に誘われるままついていきました。マンションの8階で、最近、越してきたとのことでした。
ドアを開けると、奥さんが立っていました。1度あったことがある小太りだが、かわいい奥さんです。
「あら、おひさしぶり、お変わりありませんか。」
と、いいながら、奥へ通してくれました。早速、彼がビールを持ってきてくれました。
台所では奥さんが酒の肴を作ってくれているようです。
缶ビールが2本空いたころ、酒の肴の準備もでき奥さんも加わって、カンパーイ。
いろいろ話をして1時間半ほどたっていました。そろそろ失礼することにしました。
彼が、1階まで送ってくれました。
さてと、だいぶ飲んじゃったなあ、でもあの店に寄らないといけないしなあ、なんて考えながらふらふらとウオーキングを始めました。